WEB系の完全リモートワーカーとなって1年が経ちました。
今でこそ「新しい当たり前」となりつつある、zoomでクライアントと打ち合わせをして、曜日感覚を失わないよう金曜はカレーを食べる、潜水艦の中にいるかのような生活を1年続けた知見として、おすすめの椅子について書きたいと思います。
在宅勤務ではスペースを使い分けるべし
椅子をおすすめする前に、大前提として、「在宅勤務では複数スペースを使い分けるべし」を提案したいと思います。
どういうことかというと、
在宅勤務では、
- 仕事時間と休憩時間
- 業務時間(オフィスにいる時間)と仕事終了後(通常の帰宅後)
のオン・オフの切り替えが難しくなり、それがストレスにつながります。
どんなに狭くてもいいので、可能な限り
- 仕事スペース
- 仕事中の休憩スペース
- 仕事時間後のくつろぎスペース
の3つを分けることをおすすめします。
物理的にスペースを分けてそれぞれのスペースに応じた作業を習慣化することで、自然と気持ちが切り替わるようになります。
これを実践するようになったきっかけは、"ThinkLab"というオフィススペースに見学に行ったことがあります。
画像元:マイナビニュース
Think Lab|一人で深く考えるためのソロワーキングスペース
ThinkLabは予防医学や行動科学の研究者として知られる石川善樹氏が監修しており、様々な集中・リラックスのための仕掛けが施してあるのですが、
このオフィス見学で特に心に残ったのが「アイディアを創る」ときにはゆったりとした椅子、「目の前にタスクに集中する」モードのときには前傾の椅子など、椅子とスペースをシチュエーションに応じて変えられる点でした。
たとえば上の画像で、一列目の椅子とゆったりとしたリクライニング式になっていますが、2列めの椅子と机は前傾姿勢になっていますよね。
このオフィスを自宅で再現しようと思い、意識しはじめたのがきっかけです。
同時に、寝室やベッドの上でパソコンをいじることもやめました。
仕事モードから抜けられず、寝付けなくなるからです。
今回はそれぞれのシチュエーションごとに実際に使っている椅子をおすすめしたいと思います。
仕事椅子にはオカムラのサブリナ
仕事椅子では
- 細かい高さ・角度の調整ができるか
- 柔らかすぎず緊張感を保てるか
- 背骨・腰骨をしっかり支えてくれるフィット感があるか
を重視して、オカムラのサブリナを選びました。
サブリナの新品価格は10万くらいしますが、中古の価格帯だと2万~6万で手に入ります。
PCなどのハードウェアと違って、目に見えない劣化も椅子なら少ないだろうと思い私は中古を買うことにしました。
このようなオフィスチェアは、会社側が人員整理などで放出することが多いのか、けっこう中古市場の在庫が充実しています。
仕事中の休憩スペースにはニーチェアがおすすめ
私が一番大事だと思っているのが、「仕事中の休憩スペース」です。
この休憩スペースには名作椅子として有名なニーチェアXを採用しています。
包み込むような、ハンモックに揺られているような感覚のなかでリラックスすることができます。
文具店として有名な銀座伊東屋に行った時にさりげなく店内に置いてあって、座ってみたらめちゃくちゃ気持ちよかったので忘れられず、2年越しくらいで購入したものです。
足置き(オットマン)で完全にニーチェアにもたれかかる体制をつくり、目線を強制的に上にすることで、前傾姿勢・うつむき気味の仕事中と気分を変えることができます。
休憩中はこの椅子で本を読んだり、iPadでネットサーフィンしています。
女性の私でも簡単に持ち上げて移動できるので、それも良かったポイントです。
こちらも中古での購入を検討したのですが、値下がり幅があまり大きくなかったこと(中古でもあまり価格が落ちない)、どうしてもブルーのニーチェアがよかったがあまり出回っていなかったことからAmazonでメーカー(藤栄)が直接出品している商品を新品で購入しました。
仕事後の休憩用の椅子
横になったり、仰向けになったり、いろんな姿勢にフィットしてくれるのでストレッチにもなります。
でも3年間ヘビーユースしたことで、ちょっとくたばってきた感じがありますが、本やテレビを見ながら、ダラダラと寝転ぶのに最適。
デニム地のカバーにしたので、汚れもあまり目立ちません。
小さめのクッションと組み合わせると、頭だけ壁にもたれかかったりと姿勢の幅を広げられるのでおすすめです。
以上、「仕事モードに応じて3つのスペースを使い分ける」「それぞれのスペースにおすすめの椅子」について紹介させていただきました。
なかなか外出もできず、しんどい世の中ですが、家の中ではポジティブに過ごしたいものです。
どなたかの参考になれば幸いです。